こんばんは高円寺美容院イッシュです。
昨晩、営業後に“ユナイテッドシネマとしまえん”までレイトショーを観に出かけました。
鑑賞した映画はクリント・イーストウッド監督 主演の『運び屋』
公開前から雑誌 “映画秘宝” の編集長I様からもお薦めされていて、楽しみにしてました。
前回は「グリーンブック」でかな〜りホッコリと心地良くなれたので、
今回の映画でも気持ち良くなれるのか…それとも…と期待に胸を膨らませ、
安定のポップコーンとスパークリングワインを手にして着席♪
(ユナイテッドシネマとしまえんにはスパークリングワインが売ってるのです☆w)
まずは静かにユリ(デイリリー)の花農園?のシーンからスタート。
花を愛でる老人クリント・イーストウッド…
そして花の品評会でも賞をもらい得意顔の老人クリント。
う〜ん…歳を取りましたね〜(^^;)
今回の役どころは90歳の麻薬運び屋という設定から、あえて老いを強調しているのだと思いますが…
それにしても昔44マグナムをブッ放していたダーティーハリーとは思えないお姿ですw
正義感タップリで血気盛んだったダーティーハリーが、
時を経て人間味たっぷりの犯罪に手を染めた老人を演じる…。
このギャップに萌え〜♡ な〜んてことはないのですが…(笑)
クリント・イーストウッドの魅力がふんだんに詰まっていることは確かです。
で、麻薬の運び屋という物語なわりには、ドキドキ感を誇張する演出は最小限。
通常、危険でドキドキさせるシーンですらオーバーな表現(音楽など)をせず、
表情ひとつで魅せるクリント・イーストウッド節となっていたのが印象的でした。
これぞ“いぶし銀の演技”という感じ(^^)
あ、サスペンス要素やアクションが無いからといって、淡々としているわけではありません。
軽快にテンポ良く物語りが進み、老人の人となりが丁寧に描かれています。
そして麻薬の運び屋となった部分がクローズアップされる中、
後半になり、実は映画のメインが“生き方”や“家族愛”だったということに気がつきますw
特に早朝のカフェのシーンが印象的でした。
老人クリントが刑事役ブラッドリー・クーパーに対してのセリフ!
外より中を大事にしろ…俺は失敗した…的な言葉。
これ、まるで僕に直接語っているのかと思うほど胸に突き刺さりました(^^;)
(そう!あのアリーで監督・主演をしたブラッドリーが出ているのです♪)
頑固だけどお人好しで楽天家、それでいて外面が良くて自分勝手。
こんな嫌われてもおかしくない役を、
あっさり魅力的に演じきるクリントイーストウッドはさすがの一言。
「人生にはやり直しがきかない」という重いメッセージを残しながらも、
最後は微笑ましく終わらせるあたりも本当にニクイ!w
ファンならずとも、監督・俳優ともに評価される映画かと思います。
まぁ残念だった点といえば、美女やお色気などの “華” が全く無かったことですが、
美しいユリ(デイリリー)の “花” があったということで納得しておきましょう(笑)
そんなわけで僕にとっての「運び屋」は…
じんわりと人生の教訓を説きつつも「老いは悪いことではない」と思わせてくれる、
とっても素敵な映画となりました(^^)
そうだ!「100歳まで生きたいと思うのは99歳の人だけだ」なんて印象的なセリフもありましたね。
10年前にこの映画を観ていたら「物足りないな〜」なんて感じたかもしれませけどね。
今の僕には丁度良い!(^^)笑
(実は大どんでん返し!なんていうラストを期待していたのはナイショですw)
この映画に興味がおありの方で、中年以上の方にはお薦めの映画です。
若い方は…賛否両論・好き嫌いが分かれるかな〜(笑)
ではでは今回も映画レビューBlogをご覧下さりありがとうございました。
明日もまた元気にがんばります!どうぞ宜しくお願い致します。
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