こんばんは高円寺美容室Hair&Make-up isshです。
本日は良いお天気で心地良かったですね(^^)
さて、今日は有名な「祈りの手」という絵と、
それにまつわるお話しをアップさせていただきたく思います。
急にどうした!と言われそうですが…
特別理由があるわけでなく、心に響いたタイミングでしたので、
そういうインスピレーションを信じてのアップです(^^;)
どうぞご心配なく…笑
で、この上の絵ですが…
ドイツのアルブレヒト・デューラー(1471-1528)という画家が描いたもの。
この祈り手は、デューラーが貧しい画家だった頃、
彼の生活を支えるため働いてくれた親友の手を、彼が感謝を込めて描いたと言われています。
では、そのお話しをどうぞ!
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デュー ラーは子たくさんの貧しい鍛冶屋の子として生まれました。
小さな時から画家になりたいという夢を持っていて 大きくなって自分の夢を叶えるため、
当時とて も有名であった画家を訪ね、運良く弟子入りを許されました。
でも、貧しいデューラーには絵の具やキャンバスを買うお金がありません。
せっかく有名な画家の 弟子になれても、満足に絵を描けずにいました。
デューラーと同じように、貧しい一人の弟子がいました。
同じような境遇でしかたすぐに意気投合し、仲良くなりました。
二人とも、なかなか絵も描けず、日々の生活費に事欠く始末・・・。
仲間の弟子は思いあまって、デューラーに言いました。
「このままでは二人とも画家になる夢を捨てなくてはいけない。
デューラー聞いてくれ、一人が働き、もう 一人がそのお金で絵の具を買い、絵を描くんだ。
そして4年経ったら、交代する。いい考えだろう?まずボクが働きに行く!君は絵を描くんだ!!」
仲間の弟子は炭坑に行き、毎日必死に働きました。
デューラーは彼から生活費を分けてもらい、絵に没頭しました。
時は流れ、デューラーの才能が開花し、画家として個展を開くまでになりました。
その個展で初めて絵が売れ、デューラーはそのお金を持ち、大喜びで仲間の弟子の家を訪ねました。
「やったよ。絵が売れたんだ。もう君は炭坑に行かなくてすむ。
今度はボクが君の生活費を稼ぐ。そのお金で、思う存分、絵を描いてくれ!」デューラーは言ったのです。
でも仲間の弟子は、力なく笑い、首を振りました。
「おめでとう。本当によかった。でもボクはもうダメなんだ。
炭坑での力仕事がたたって、ほら、指が曲がったままなんだ。手も震えて、もう繊細な絵は描けない・・・。」
デューラーはショックを受けました。「ボクのために、ボクの犠牲になって、君は・・・ すまない・・・」
小さな震える声でわび、そして仲間の弟子の家を出て行きました。
自分の成功が友達の犠牲の上に成り立っていた。
彼の夢を奪い、僕の夢が叶った。
深い罪悪感に襲われる日々を過ごしていたデューラーですが、
「何かボクに出来ることは?」「少しでも彼に償いを!」という気持ちに押し出され、
彼はもう一度仲間の弟子の家を訪ねました。
ドアを小さくノックしました。ドアは開きません。
でも確かに人がいる気配がします小さな声も部屋の中から聞こえてきます。
デューラーは恐る恐るドアを開け、部屋に入りました。
すると、仲間の弟子が静かに祈りを捧げていました。
歪んでしまった手を合わせ、一心に祈っています。
「デュー ラーは私のことで傷つき、苦しんでいます。自分を責めています。
神さま。どうかデューラーがこれ以上苦しむことがありませんように。
そして、私が果たせな かった夢までも、彼が叶えてくれますように。
あなたのお守りと祝福が、いつもデューラーと共にありますように。」
自分のことを恨んでいるに違いないと思っていたのです。
その彼が、自分のことではなくボクのことを一生懸命祈ってくれている。
仲間の祈りを静かに聞いていたデューラー。
祈りが終わった後、彼に懇願しました。
「お願いだ。君の手を描かせてくれ。
君のこの手でボクは生かされたんだ。
君のこの手の祈りでボクは生かされているんだ!」
こうして、1508年、友情と感謝の心がこもった「祈りの手」が生まれました。
ドイツの画家、版画家である“アルブレヒト・デューラー”氏の描いた「祈りの手」のエピソードより
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とても素敵はお話しですね。
大切な人を想い、その人のために努力して、祈り続ける…
なかなか出来ることではありませんよね。
この物語の友人のように、少しでもなれたらと思います。
では、そんなわけで…
本日もご覧頂きありがとうございました。
明日も元気にがんばります!どうぞよろしくお願いいたします。
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