2015全国大会in埼玉 / シュウBlog

 

今週の月曜日は体育の日…

普段なら営業日となるisshだけれど、今年は臨時休業とさせていただいた。

というのも、理容師たちの戦いのイベント “全国理容競技大会”が埼玉県で開催されるから。

 

今年も、僕がマンツーマンで指導してきた玉川選手が、東京代表として出場する。

一昨年が準優勝2位…昨年が3位 。夢にまで見た全国優勝まであと一歩!

両足をケガしたカメ(不器用者)が、地べたを這いずって這いずって、やっとゴールが見えるところまで来た。

「今年こそ優勝!」と、全てを投げうってこの1年がんばってきた。

本当に本当にがんばってきた。

10月12日…気合いを入れて勝負の時となった!

そんな人生を賭けた戦いに、僕もコーチ兼メイク係として、後悔しないようお店をお休みした。

きっと、玉川選手は最後の戦いにするつもりだろうから…。

 

まずは大会前夜…

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玉川選手…最後のカラーリング調整。

僕も早朝4時からメイクをする為、道具をスタンバイ!

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選手にはコンテスト前最後のアドバイスをして、僕は帰宅。

しかし、なかなか寝付けず1時半過ぎにやっとウトウト…Zzz

が、目覚まし前に目が覚め…時計を見ると2時半過ぎ。

正直、今年の仕上がり具合は期待できる状態だったので、僕も高ぶっていたのだと思う。

もちろんそんな事は、選手には一言も伝えていない。(緊張の糸を切らせたく無かった…)

そして、早朝4時から気合いのメイク!

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今年は関信越終了後、予告していた通りガラリとデザインを発展させた。

けれど玉川選手は、その難題を僕の想像以上にクリアーして見せていた。

こんな事は過去1度も無かった。だから余計期待せずにはいられない…。

ただ、コンテスト前に “期待” という言葉を口にしてしまうと、運が逃げるような気がしてしまう。

これは僕が小心者だから…かもしれない。

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7時半前に埼玉県久喜の会場に到着。

まずは、会場横に出店しているお店にて腹ごしらえ…

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魚ダシの効いた川越中華そばなるもを食べつつ、師匠と奥様らと談笑。

その後、昔からの友人と再会して盛り上がりつつ、所属している研究会の先輩方と親睦会。

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テントに設置された大型モニターで、選手の頑張りを祈るように見つめる…。

教え子 玉川選手

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岡山県代表の竹元選手

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富山県代表の牧野選手

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神奈川県代表の小松崎選手

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東京都代表の蓮沼選手

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レディース部門4人・メンズ部門1人が、僕が所属している研究会から出場した。

そして…技術時間が終了して、ドキドキの審査タイム。

各選手(レディースのみ)の作品は…岡山県代表竹元選手

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富山県代表 牧野選手

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東京都代表 蓮沼選手

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ここでは、あえてコメントは控えたい。

で、肝心の玉川選手の作品は…

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作品デザインをアクティブに設定して、このデザインとメイクと衣装。

ちなみにこれ…セット(ブロー)時間、10分の作品!!!

(今年は事前審査で水スプレー80プッシュ以上をかけられ、ビショビショとなっていた。)

正面のアップ

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本番の1番厳しい時に、これだけの作品を作り上げるとは…凄い!と思った。

言葉が出て来ない程に…。

リズム…躍動感…完成度の高さ…

これまでの集大成と言い切れる、最高の仕上がり。

正直、感動した!!!だから確信していた。

表彰台の1番高い場所を…今年こそは!と…。

が…結果は…6位敢闘賞。

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敢闘賞4位…岡山県代表 竹元選手/敢闘賞6位…東京代表 玉川選手/敢闘賞7位…富山県代表 牧野選手。

愕然とした…頭が真っ白になった。

どう言葉にしてよいか…今でもわからない。

そして優勝は…東京代表 蓮沼選手。

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エスニックテイストで勝負した蓮沼選手…玉川選手とは全く趣向が違う作品。

この写真…笑顔が最高に爽やかだ。

1番になった者だけが喜べる勝負の世界…蓮沼選手おめでとう!

 

玉川選手が、予選を勝ち抜き全国大会に出場できるようになって4年…

けれど、もっともっと前から、ずっとずっと成長を見てきた。

3年前の全国大会作品

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昨年の関東甲信越作品

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昨年の全国大会作品

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今年の関東甲信越作品

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デザインも、使うテクニックも、様々なステップを踏み、

出来ない技術に、幾度悔し涙を流した事か…。

歯を食いしばり身体と心にたたき込んできた数年間。

冬も春も夏も秋も…

コツコツと毎夜毎夜努力しつづけて、一歩ずつ成長してきた。

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こんな素敵な2人のモデルさんに支えられながら…

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本当に最高の協力者だったモデルさん達。

彼女たちがいなければ、こんな成長は得られなかった。

萌ちゃん、ゆかちゃん…本当にありがとう!

 

そして…僕の教えを100%信じてくれ、頑張り続けてきた玉川選手…

玉川選手のご両親…モデルさん…師匠…全ての人に申し訳ない気持ちで一杯です…。

今、何を言って良いか…。

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ただ唯一、選手のやりきった爽やかな笑顔だけが救い…かもしれない。

玉川選手…本当によくがんばった。

人一倍不器用な君が、信じられないくらい成長したと思う。

努力…技術力…精神力…人間性…

君は、全てにおいて日本一だと胸を張って良いよ!

格好良かった…とても。

今回は残念だったけれど…

渡辺修一は…僕は…君のコーチで居られたことを、心から誇りに思う。

玉川紀信…ありがとう!!!

心から感謝しているよ!!!